第三話 神様が歩いた道
島の北東 

つまりは勢理客(ジッチャク)の北側に大野山(ウフヤマ)がある

そこからね 島の南側の離れ島 屋那覇島(ヤナハジマ)までね
神さまが歩いた道があるらしいさね

屋那覇島(ヤナハジマ)の北東から北側に ちっちゃな島が八つほどあるけど

その島々はね 神さまが歩いた足跡らしいさね

この島々の名前もおもしろいから ついでにはなしちゃおうね

島に近いほほうから
@アダンバークサシ
Aイービクサシ
Bユーサクサシ
Cヒンプンクサシ
Dハーミクサシ  というさ

つまりね
@阿旦の岩(あだんのいわ)
A小指の岩(こゆびのいわ)
B壺の岩(つぼのいわ)
C屏風の岩(びょうぶのいわ)
D亀の岩 (かめのいわ)    ということね

グサシは岩のことをいうんだね
それぞれの形ににているところから このように名前をつけたんだね

神さまが歩いたものだから こんなにいろんな島ができたんだね

だけど 神さまはいったいどんな歩き方をしたんだろう
不思議だな
                            おわり



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